新型コロナ第六波 - 垂直に立ち上がる感染者数

あけましておめでとうございます。

予定通りと言っても良いくらいに、新型コロナの感染者数は、三が日明けからうなぎのぼりに急増しています。年末から年初の人流や帰省による結果です。そして、今回は感染力の強さをまざまざと見せつけています。
感染公表値は、集計のタイミングのせいか、常に月曜日は下がります。三が日は特別で下がりませんでしたが、9日以降はいつものパターンとになると思われるので、今週半ばには1万人/日を突破すると予想します。

今後、第五波の感染者ピーク2万6千人/日を超えてくるようなら、首都圏では大半が感染者となることを覚悟する必要があります。オミクロン株は空気感染と言える強力な感染力があるので、電車やバス内での感染も避けられないと思われます。
今、空港検疫では連日150人以上の陽性者が出ています。前回の第五波でさえ空港検疫ピークは30人でした。現在の第六波の凄さを示しています。

以下に、これまでにわかっている新型コロナのまとめのような参考資料を2つ掲げます。一つはオミクロン株が肺炎になりにくい理由を説明しています。もう一つは、オミクロン株感染の特徴を概括したものです。
(1) 浮き彫りになる「オミクロン株」の異質さ:新型コロナウイルスと世界のいま(2021年12月)
https://wired.jp/2022/01/06/covid-19-december-2021/
(2)オミクロン株の症状の特徴は? 従来の新型コロナウイルスと比べた潜伏期、症状の頻度、重症度の違い
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220108-00276330


なお、3回目接種時期は、感染拡大に比して完全に立ち遅れました。
しかも、抗体値が充分に上昇するまで、接種後ファイザーは2週間、モデルナは1ヶ月かかります
接種したからもう安心ではないのです。
集団接種会場に行ったせいで、オミクロン感染する事例も頻発するでしょう。
無防備状態は長期であるので、重症化や後遺症を警戒するなら、今までで最大限の警戒とウイルス遮断の処置をしていく必要があります。自分が感染するだけでなく、他人に感染させやすいことも十二分に承知して行動するようにしましょう。
オミクロンが終息すれば、新型コロナが終わる希望があるといいます。
もう少しです。頑張りましょう。

新型コロナ感染者の推移
11月以降の日別陽性者数(全国)と空港検疫陽性者数
2022/1/9