9月3日時点のデータですが、
全国の新型コロナ累計感染者数が 154.56万人 となりました。日本の人口が 12530万人なので割り算すると、新型コロナの既感染者数は 1.23人/100人です。82人に1人が既に感染したことになります。
これを地域でみると、
東京都 人口1400万人 累計感染者数 352,380 → 既感染者 2.52人 /100人 = 40人に1人
神奈川県 人口906万人 累計感染者数 153,293 → 既感染者 1.69人/100人 = 60人に1人
福島県 人口 185万人 累計感染者数 8,904 → 既感染者 0.48人/100人 = 209人に1人
横浜市 人口 377.94万人 累計感染者数 62,846 → 既感染者 1.66人/100人 = 61人に1人
川崎市 人口 154.18万人 累計感染者数 36,323 → 既感染者 2.36人/100人 = 43人に1人
横須賀市 人口 38.59万人 累計感染者数 5,833 → 既感染者 1.51人/100人 = 66人に1人 (9/05:数字記載ミス修正)
となります。
すなわち、東京都や神奈川県では、繁華街を歩くとひっきりなしに感染経験者と出会うことになります。
一方、現役感染者を推し量るのに、直近30日の新規感染者数が参考になります。
神奈川県の以下の3都市の最近30日の新規感染者数は100人あたりで換算すると、
横浜市 0.61人/100人 = 164人に1人
川崎市 0.85人/100人 = 118人に1人
横須賀市 0.59人/100人 = 170人に1人
です。
東京都は、川崎市よりも間違いなく多いですから、100人に1人としても、それほど外れてはいないと思います。もちろん、感染者は療養していて、他人との接触は基本的にはないはずですが、無症状も含む統計に乗らない感染者が公式数の50~100%いると仮定し15日間はウイルスを放出すると仮定すると、東京都では200~400人に1人が強大な感染力を持ち、市中を往来していることになります。
デルタ株の現在からみると、以前は、放出されるウイルス量は1/300~1/1000であったのでよどんだ空間にエアロゾルが溜まるのに時間がかかったしその感染力も半分だった、と回想できます。
今は感染確率が飛躍的に高いのだから、社会的距離を確実に取り、ダブルマスクなどで隙間を出来るだけ無くし、花粉対策メガネを装着し、手袋で接触をできるだけ避けるという、入ってくるウイルス量を減らすための「アイソレーション」を強化する必要があります。
エアロゾルは当然2mを遥かに超えて拡がるので、3つのPをしっかりと全部避けていく必要もあります。
今や、新型コロナ感染の出会いはロシアン・ルーレットの世界です。ワクチンを2回接種してもウイルスを多く浴びれば感染します。気を抜かず、かつ、強化した感染対策が今まで以上に大切です。