新型コロナ 対応消毒液 - 次亜塩素酸ナトリウム0.05%液を作りました 

効果が?のキッチン用アルコールも無くなってきたので、安く簡単に作れる次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を作りました。塩素ガスが出るので換気を充分にする事と、後で水洗いが要るのがちょっと面倒です。
塩素系漂白剤である花王のハイターや台所用漂白剤のキッチンハイターを使います。
新型コロナ対応消毒液として次亜塩素酸ナトリウム0.05%液をつくるのですが、花王ではホームページ(2020年4月16日更新)で希釈の目安を以下のように指示しています。
なお、各々の次亜塩素酸ナトリウム濃度[%}も追記します。

購入から、
    3ヶ月以内    水1リットルに10ml(キャップ約0.4杯)       >5%
    1年以内        水1リットルに15ml(キャップ約0.6杯)       >3.3%
    3年以内        水1リットルに25ml(キャップ約1杯)          >2%

(注1)ハイター原液の次亜塩素酸ナトリウム濃度: 出荷時は濃度6%ですが、日が経つにつれて濃度は低下します。
花王の2020年3月9日付けの表記では、3年以内のケースのみを記載していました。店内保存でも濃度は低下していきますが、製品に製造日の記載はありません。
つまり、実際の経過月数はわからないので「1年~3年以内」で「濃い目の」消毒液を作るのがベターだと思います。言い換えれば、精確には作れないということですね。

(注2)キャップ約1杯: キャップ内面に"W2-24"と刻印されています。水をこぼさない程度に入れて実測すると23gでしたから、満杯で24ml入るキャップと思われます。

分量はキャップ0.6~1杯なので、軽目のキャップ1杯を、ある程度水を張った容器(ペットボトルなど)に入れて、その後1リットルまで容器に水を入れて薄めます。水は水道水です。
なお、ハイター原液のアルカリ度は高いので、作業は台所用ビニール手袋をして行います。また、塩素ガスが出るので、換気のあるところで行います。
これで、消毒液ができあがります。容器のキャップはしっかり締めておきます。

使う際は、また、台所用のビニール手袋をして、別に用意した幅広の容器に十分な量を移します。
そこに雑巾を浸します。消毒したい物にその絞った雑巾で拭いていきます。アルカリ性なので後で別の雑巾で水拭きします。金属製のものは錆びるので水拭き/乾燥は必須です。
物が大きくなければ、直接水洗いします。
消毒作業の完了後、容器に残った消毒液は全部捨てます。
台所用のビニール手袋も洗って干します。
以上の作業により、接触感染リスクを避けることができます。

ちなみに、ウイルスが物に付着した後、活性を保つ期間は物によって異なります。
米国国立アレルギー感染症研究所によれば、効力がある最大時間は、
       段ボール          24時間
       ステンレス       48時間
       プラスチック    72時間
との事です。

どれにしろ1日以上なので、気になった物は全部消毒作業をするのが良いと思います。
なにしろ、宅配業者や郵便局など物流関係の感染者が毎日のように出ていますからね。
(3月2日~4月20日の間で68件。その内、宅配/郵便は38件: Logistics Today より) 

ハイター
キャップ 24ml
台所用のビニール手袋
雑巾と作業用の容器作業中でも時間が開くときは、しっかりフタをします。
2020/4/29