今年2019年10月から消費税10%に上がるので、9月後半にiPhone8とiPad mini5を購入しました。今年初めから復活愛用していたiPhone6はiOS13に非対応であり、iPhone11の発表に伴ってアップルストアのiPhone8の売値が1万円も下がったので、躊躇なくiPhone8にしました。これはホームボタンが存在する最後の機種です。
私の両眼は白内障手術をしてから3年後ほどでどちらも黄斑変性になり、いまは経過観察中です。健康な方とは違い、画面には必ずブルーライトカットフィルムを貼っています。また、iOSでは、Night Shiftの範囲を23時間59分/24時間に設定して、つまり、実質一日中Night Shiftをして、その色温度は暖系よりにスライドし、明るさも見づらくならない程度に下げています。
- 過去のITmediaの実測記事を参照すると、EIZOのPCディスプレイでPaperモード、すなわち、色温度を4500Kにすると一般的な6500Kの場合と比べてブルーライトの450nm近辺の光度は1/2に下がるようです。4500Kは相当に赤みを帯びるとのことなので、全体をそこまで変えることはしないで、ブルーライトカットフィルムにも頼ります。
ということで、iPhone8用にキャンドゥへ行きました。三店舗行きましたが、どこもiPhone用はガラスフィルムになり「ブルーライト32%カット」と文字表示はあるが、数字の根拠となる分光スペクトルグラフの記載はありません。つまり、従来のPETフィルムのように450nm付近で3割減になっているかどうかはわからないのです。
一方、Android用であろう「5.0~5.2インチスマートフォン用保護フィルム」は、どの店にもあり裏面にはブルーライト低減グラフと各波長毎の低減率が記載してあります。これは従来通りです。よって、自分でこのフィルムをiPhoneの画面に合わせてカットして貼ることにしました。2枚/200円を買い、2枚目でうまくカットして貼れました。
iPad mini5のブルーライトカットフィルムはヨドバシカメラで買いました。残念ながら、今はヨドバシもガラスフィルムが主流です。これらは分光スペクトルのグラフがなく数値が意味するところや根拠も不明です。ELECOMのガラスフィルムも同様ですが、ELECOMのは従来品のフィルムも置いてあり、こちらはグラフ表示とともに35%減の記載がありました(波長450nmで約-35%をグラフで確認)。ので、こちらを購入です。
iPad mini5用とiPad mini4用がありましたが、5も4も表面のサイズや穴位置は同一なので、安い4の方を購入しました。同じものをケースの印刷だけ変えて少し高く売る手法は昔から見かけますが、買う人の安心料とも言え、ある意味正当な商売でしょう。怪しい数値のものを売りつける手法よりかは、ぜんぜん健全だなと思います。
今回はなんとか従来品で格好をつけることはできましたが、3,4年後の買替えの際はどうなるでしょう?有機ELパネルでは自分で発光するので、液晶パネルのようなバックライトは不要になります。ブルーライトの問題は、LED白色バックライトが青色LEDを基にして作られているため、450nm近辺の波長での光度が飛び抜けて大きくて、それを凝視し続ける眼の負担が甚大なことによります。(ガラスフィルムは450nmが対象外なのでグラフをアピールできないのでは?)
有機ELパネルの発光は自然光の配分に近いので、スマホの色温度設定と明るさ調整だけでそこそこうまくいき、ブルーライトカットフィルムは不要になるかもしれませんね。
でも、iPad miniが有機ELパネルになるのはいつなんでしょうね?
私はほとんどの作業をiPadで行うので、有機ELの歩留まりが改善して安くなるのを心待ちにしています。
ついでながら、
部屋の照明も今のLED照明のような発熱とか目に悪いとかの問題がある技術ではなく、薄くて面発光で発熱対策が不要であることが特徴である有機EL照明を普及させてほしいと思っています。有機EL照明に力を入れているのがLG電子のみというのは寂しい限りです。この日本発祥の技術を日本企業が手を抜かずにものにして世界中に広めてほしいものです。